家づくり工房 仮野工務店

Blogブログ

2025/01/16

注文住宅を新築するとき知っておきたい!屋根の選び方 

「家を建てたいな」

と考え始めたとき

まずは家の外観をイメージされる方が
多いと思います。

「和モダンがいいな」
「北欧風が好き」

ここ広島県三次市でも、さまざまな外観の家が
多く立ち並んでいます。

昔からのお家だと、赤茶色の屋根瓦が多く
見られたりします。

ここ広島県三次市やお隣の庄原市は
冬の寒さが厳しく、積雪もあります。

そのため、寒さ(冷害)につよい
瓦を使っているからです。

家の外観を左右する要素はいくつかあります。
外壁の種類や色、窓の大きさなど。

その中でも、家の印象に大きく影響する
要素の一つが「屋根」です。

屋根の形によって
スタイリッシュな雰囲気になったり
柔らかな印象の家になったりします。

内装と違って、家の外観は後から
大きく変えるのは難しいもの。

好みやこだわりをしっかりご家族で話し合って
反映させたいですね。

また、屋根は形状が異なれば
機能も大きく異なります。

メリット、デメリットを理解して
どのような屋根材と形状にするか考えることが
大切です。

注文住宅を新築する上で
絶対に知っておきたい屋根の選び方について
ポイントをお伝えしていきたいと思います。

これから注文住宅をお考えの方、
リノベーションで家の外観をがらっと
変えたい方、必見です!

ぜひ参考にしてくださいね。

1.屋根の役割

屋根の基本的な役割としては

  • 雨風や日差しから守る
  • 地震や台風などの自然災害から守る
  • 住まいの温度調節
  • 火事や騒音から守る
  • 外観のデザイン・機能性を高める

屋根に不具合が生じると
雨漏りが起こって住まいの耐久性なども
落ちてしまいます。

屋根が雨や日差し、風などから
守ってくれるからこそ
私達は安心して暮らせるのですね。

また、住まいの屋根は外観のイメージに
大きく影響します。

最近では、太陽光発電の設置場所としての
役割もあります。

2.屋根の種類【形状】

住宅に使われる最も代表的な
屋根の形状は、4種類です。

  • 切妻(きりづま)屋根
  • 寄棟(よせむね)屋根
  • 片流れ屋根
  • 陸(ろく)屋根

それぞれの特徴をご紹介します。

屋根の形によって特徴が異なります。
屋根に期待する役割の優先順位を
チェックしながら
最適なタイプを見つけましょう。

【切妻屋根】

日本で最も一般的な屋根なのが
「切妻屋根」です。

折り紙を真ん中で折ったような形状ですね。

メリット

構造がシンプルなため
建築コストも安い傾向にあります。

その上、雨漏りにも強く
メンテナンス費用も抑えられます。

シンプルゆえに、和風・洋風・モダンなど
どのようなデザインにも合います。

デメリット

多く使われているデザインなので
個性を出しにくいという面もあります。

しかし、基本的にどの屋根材とも
相性がよいので、

カラーや素材にこだわって
デザイン性を高めましょう。

また、側面に雨風や太陽光が当たりやすいため
外壁が劣化しやすいというデメリットもあります。

【寄棟屋根】

日本では、切妻屋根の次に多く
採用されている屋根の形です。

中心にある大棟から四方向へ向かって
傾斜している屋根のことです。

メリット

建物のどの方向にも屋根があるので
どの方向から見てもバランスがよく見えます。

外周部のすべてに軒先があり
切妻屋根よりも柔らかな印象をうけます。

和風・洋風のどちらのデザインにもなじみます。

切妻屋根に比べると水はけがよいです。

デメリット


一方で、接続部分が多いため
切妻屋根に比べると雨漏りの可能性が大きくなる
可能性があります。

定期的なメンテナンスをしっかりとしましょう。

【片流れ屋根】

一方向にのみ傾斜がついている屋根です。

スタイリッシュな印象が人気を集めており
デザイン性の高さが魅力的な屋根ですね。

メリット


非常にシンプルな形なので
施工の労力も少なく、建築費用を節約できるます。

屋根が大きくなるので
太陽光発電のパネル設置に向いています。

デメリット

雨漏りの可能性が大きいことです。

屋根の頂上部についた雨水が、屋根の裏面を
つたって室内に侵入しやすいからです。

屋根のない方の外壁は雨や太陽光などの
影響を受けやすくなります。

また、雨や雪が片側に集中してしまうため
雨どいに負荷がかかりやすくなります。

【陸屋根】

傾斜のない、フラットな屋根です。

「平屋根」や「フラット屋根」とも
呼ばれています。

といっても、雨水を排水するために
わずかな傾斜は設けられています。

家全体をキューブの形にでき
スタイリッシュでモダンな印象が人気です。

メリット

屋上を生活スペースの一部として活用できるのは
大きなメリットです。

例えば、ベランダとして洗濯物を干したり
バーベキューや
家庭菜園を楽しむのもいいかもしれません。

通常の屋根と違って、出入りが簡単なので
メンテナンスがしやすいのも魅力的。

通常の屋根のように
足場を組む必要が修繕工事などの際に
コストが下がる可能性があります。

デメリット

屋根に傾斜がないため、水はけが悪くなります。

雨漏りを発生させないためには
しっかりとした防水処理が必要です。

防水素材も経年劣化しますので
定期的なメンテナンスは重要です。

また、夏場は最上階の室内が暑くなりやすいです。

家に当たる太陽光の熱を吸収する
空気層の役割を果たしてくれる
屋根裏空間がないためです。


まとめ

今回は代表的な4つの屋根の形状に
ついて解説しました。

屋根の形形によってメリットやデメリットが
あります。

また、建築基準法による規制等で
作れる屋根と作れない屋根がある場合も
ありますので注意が必要です。

屋根の形状による特徴をしっかり理解した上で、
素材や予算、求める機能の優先順位を
決めていきましょう。

皆さんの素敵な家づくりを応援しています!

ご家族でしっかり話し合われるのもよいのですが

デザイン性や機能性、予算のバランスが
とれたプランにするには
プロに相談するのが近道です。

家づくり工房 仮野工務店では
実際の施工担当者がお打ち合わせから
対応させていただきます。

ここ三次市や庄原市で家づくりをされるなら。

家づくり工房 仮野工務店まで
お気軽にご相談ください。


広島県三次市で高品質なデザイン住宅を無理のない価格でご提案

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2024/11/22

冷蔵庫の配置を”自分好み”にするには

キッチンのレイアウトの中でも、置き場所をじっくり考えたいのが「冷蔵庫」です。

調理中は何回も食材を取り出したり、元に戻したりしますよね。

調理場所から冷蔵庫が遠いと、地味にストレスです(経験談)。

キッチンのどの位置に冷蔵庫を置くのかは、使いやすいキッチンにするためには

重要なポイントです。

基本の考え型はこちらの記事で紹介しています。


上記でお伝えした冷蔵庫の配置の基本の考え方をベースとして

ご家族の暮らし方や好み、優先順位を反映させたレイアウトにしていくのが

理想です。

「一般的に使いやすい」から「自分たち家族が使いやすい」キッチンを目指しましょう。

そして、「使いやすさ」だけではなく、キッチンを含むLDK全体としても

居心地のよい空間にしたいですよね。

そのためには、「作業効率」すなわち「動線」以外の視点からも考えることが

大切になってきます。

1.料理する人とそれ以外の人の動きの両方から考える

2.見た目も考える

の順番に考えていきましょう。

ぜひ、この記事を参考にして、「家族みんなが使いやすい」キッチンに

して下さいね。

1.家族みんなの動きを考える

冷蔵庫の位置によって、家族みんなの動きを考えてみましょう。

まずは、次の3パターンで冷蔵庫の使い方をシミュレーションしてみます。

■手前に置く
■奥に置く
■中央に置く

ただし、システムキッチンの配置タイプによっても変わってきます。

壁付けやアイランド、L字型、二列配置といったタイプのことです。

クリナップ株式会社


ここでは、上の写真のような対面式キッチンのうち、

片方が壁についている「ペニンシュラ」を例に挙げて考えてみます。

1-1.手前に置く

まずは、手前に置いたときにいいな、便利だなと思う点を考えていきましょう。

キッチンの入り口に冷蔵庫があるので、リビングから家族が飲み物などを

取りにいくときには近くて便利ですよね。

火を使って調理しているときに、家族が後ろを通って危ないという心配もありません。

また、下ごしらえをするのに冷蔵庫が近いと便利ですよね。

ただし、冷蔵庫は奥行きがあるので、キッチンの入り口に置いた場合

そのでっぱり分だけキッチンの入り口が狭くなることがあります。

上の図で、冷蔵庫がもっと右側に置ける場合はいいのですが、

シンクの真後ろに冷蔵庫が来てしまうと、冷蔵庫の出っ張り分だけ

キッチン入り口幅が狭くなります。

ということは、

「キッチンの入り口が狭くなる」点よりも

1.リビングからものを取りに行きやすい

2.下ごしらえのときに冷蔵庫が近いのが便利

を優先したい場合は

■手前に置く

が正解になります。

1-2.奥に置く


手前に出っ張る冷蔵庫は邪魔だから奥に置いてすっきりさせたい。

図面上で見ても、いい感じにきれいに収まってる。

それに、料理中には冷蔵庫からものを出すから、くるっと後ろを振り返るだけで冷蔵庫が

あったら便利!

ですが、冷蔵庫は家族も使いますよね。

お料理中に、家族がキッチン内を通る。しかも、ペニンシュラ型の場合は

キッチンの奥がコンロになるので、火を使っているときに

家族が後ろで冷蔵庫を開けたりすることになります。

また、キッチンの一番奥に冷蔵庫があるということは、リビングからお菓子や

飲み物を取りに行く面倒。

という風に考えると、

1.冷蔵庫へものを取りに行く人がお料理中に後ろを通る

2.リビングから冷蔵庫までの距離が長い


この二点よりも

1.すっきり感
2.料理中にものをとりだしやすい

この二点を大切にしたい場合は

■奥に置く

が正解になります。

1-3.中央に置く

キッチンで冷蔵庫を使うシーンを考えてみたら

1.食材を取り出してシンクで洗ったり、調理スペースで刻む
2.炒めたりするときに調味料を冷蔵庫から取り出す

この二つだと思います。ですから、シンクとコンロの両方に近いと便利なわけです。

冷蔵庫を最も使うのは「調理する人」です!

キッチンの中央に、その両サイドの食器棚やカウンターよりもでっぱる

冷蔵庫を邪魔と思わない、そして、調理中の動線を最優先するならば

■中央に置く

が正解になります。

2.見た目も考えよう

最近の家電は見た目がおしゃれなものがたくさんあります。

ですが、スタイリッシュな冷蔵庫だとしてもどこか生活感は漂うもの。

そして、例えばキッチンはコバルトブルーで統一したけど、冷蔵庫は黒なのが

好みに合わない。という場合もありますよね。

また、リビングから冷蔵庫が見える位置だと、お客様がおられるときには

冷蔵庫の中身が丸見え、なんてことにも。

「見た目」を優先して考える場合には

冷蔵庫の配置を次のように考えてみましょう。

■キッチンの奥
■ビルトイン
■キッチン以外の場所

2-1.キッチンの奥

上の写真だと、コンロの背面に冷蔵庫が来ますので、

リビングからは冷蔵庫が見えづらくなります。

キッチン家電の生活感などを気にする場合や、来客中に冷蔵庫の中身が

丸見えになるのが気になる場合などはキッチンの奥に冷蔵庫を置きましょう。

2-2.ビルトイン

ビルトイン冷蔵庫とは、キッチンカウンターの下や食器棚などの内側に

冷蔵庫が組み込まれているタイプのことを言います。

冷蔵庫の生活感がうまく隠せるため、キッチンに統一感が出せますね。

一般の冷蔵庫をビルトインする場合と、ビルトイン専用の冷蔵庫があります。

いずれにせよ、設計や設置が大がかりになります。

普通に冷蔵庫を置くよりも、買い換えや修理が簡単ではないといった点もあります。

2-3.キッチン以外の場所

キッチンの近くに設置したパントリーに入れると、冷蔵庫が見えないので

キッチンの統一感を保ちやすいですよね。

ただし、キッチンから冷蔵庫までの動線が長くなるので

作業効率の点では劣ってしまいます。


まとめ

冷蔵庫の配置は、使いやすいキッチンにするためには

想像以上に重要です。

「使いやすさ」と「見た目」のバランスを考えてみましょう。

一つずつ考えて優先順位をつけていけば、きっと「自分たち家族」だけの

好みが見つかるはずです。

コミュニケーションを楽しみながら、ご家族みんなで話し合ってみてくださいね


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2024/11/20

使いやすいキッチンレイアウトを考える【基本編】

LIXIL株式会社

住まいには、たくさんの住宅設備が使われています。

その中でも、キッチンはこだわりたいポイントがたくさんある設備のうちの一つではないでしょうか。

忙しい毎日で、健康やおいしさに気を配った食事を、使い勝手の良いキッチンでぱぱっと作りたい。

週末には趣味のお菓子作りを楽しみたい。

毎日の生活に欠かせないキッチンだからこそ、使いやすさが大切ですよね。

「使いやすいキッチンってどうやってレイアウトしたらいい?」

「冷蔵庫はどう置くのが正解?」

とお悩みの方は必見です!

使いやすいキッチンレイアウトにするための基本

使いやすいキッチンは人によって違います。

身体的特徴や好み、家族の暮らし方、優先したいことが人それぞれ

違うからです。

ですが、やはり最初は「使いやすいキッチンレイアウトの基本」を

知りましょう。その上で、例えば

「もう少しキッチンの高さはあった方がいい」

といったようにご自分やご家族の好みや使い勝手に合わせて変えていきましょう。

1.調理の流れを考える

キッチンでの調理の流れを考えると、使いやすいレイアウトになります。

冷蔵庫から食材を取り出す、洗う、刻む、加熱調理、配膳する

という一連の流れがスムーズにいくことが大切です。

また食事後は

食器を下げて、食器を洗い、食器棚に戻すという流れです。

右利きの人の場合は、

冷蔵庫、シンク、調理台、コンロを右回りに配置するのが基本となります。

左利きの人は左回りに配置するとよいでしょう。

2.ワークトライアングルを考える

ワークトライアングルとは、使いやすいキッチンの作業動線を作るために

アメリカで考えられた考え方です。

シンク、冷蔵庫、コンロがバランスの取れた距離で配置されていると

効率的に作業を進めることができるとされています。

この三つの機器を頂点とした三角形が正三角形に近いほど

理想的なレイアウトになるといわれています。

また、三角形に配置することで移動距離が短くなり、作業効率をアップできると

いうわけです。

それぞれの機器の間が長すぎると作業効率が落ちますが、逆に短すぎると

作業スペースが狭くなり、使いづらさの原因になる可能性も。

ただし、I型やL型、アイランド型などキッチンのタイプによって

適切な距離は変わってくるので注意しましょう。

3.通路の幅を考える

キッチン横やキッチンと収納などの間の通路幅は作業のしやすさに直結します。

一般的に人が通るのに必要な広さは60cm前後とされています。

しかし、キッチンの場合はお盆を持った状態でも余裕のある80cm前後を目安にしましょう。

そして、シンクの後ろの通路ではキッチンを1人で利用するならば90cm程度が目安です。

これは、引出しを開けて物が取り出せる広さです。

そして、2人で利用することを考えている場合は120cm程度を目安としましょう。

キッチン内では動きが出るので、使いやすいレイアウトのためにはこれくらいの通路幅が必要になります。

4.キッチン(ワークトップ)の高さを考える

キッチンのワークトップの高さはとても重要です。

ワークトップとは、シンクとコンロの間にある調理スペースの部分です。

この高さが、低すぎると姿勢が前かがみになった状態で作業することになるので

腰に負担がかかってしんどいです。

逆に、高すぎると作業するときに肩や肘が上がってしまうので、

肩や腕に負担がかかります。

私自身の体験談ですが、低すぎるキッチンを長年使っていたので

腰痛はもちろんですが、背中を丸めて調理する癖がついてしまいました。

でも、不思議なもので人って慣れるんですよ。最初はしんどいなって感じていたのに

長年その格好で調理をしていると、どれだけ前屈みの姿勢で調理しているのか

自分でも気にならなくなります。

そして、キッチンをリフォームして自分に合った高さになってから

「あ、今までこんなに背中を丸めて調理していたんだ!」

「そういえば、最近、腰が楽になった!!」

「調理するのが楽になって、お料理がしやすいから時短になってる!」

と、色々と気がついたり、嬉しい変化を感じたりしました。

慣れていても、体に負担がかかっていることには変わりないんですね。

さて、話を戻しますが

作業しやすいワークトップの高さは、使用される方の「身長÷2+5cm」が目安です。

例えば、身長160cmの方だと「85cm」が作業しやすい高さの「目安」となります。

ただし、あくまでも目安です。

身長から高さを決めるこの公式は、キッチンの高さ選びの基準として大変分かりやすいです。

ただ、これだけで決めてしまうのは後悔の元になるかもしれません。

なぜなら、人の身体的特徴や使い方、そして感じ方は一様ではないからです。

ショールームに行ってお試ししてみるのがおすすめです。

ただ、近くにショールームがあるとは限りません。

今使っておられるキッチンの高さをどう感じていて

それよりもどれぐらい高い方がいいのか、低い方がいいのかを「踏み台」などを実際に

利用して疑似体験してみるのいいですね。

また、キッチンの高さは、キッチンを最もよく利用する方の身長で計算するとよいでしょう。

キッチンの高さは、他にも考えた方がいいことが多くあります。

改めて違う記事でご紹介したいと思います。

5.冷蔵庫の位置を考える

クリナップ株式会社

冷蔵庫をキッチンのどこに置くか、ということも思った以上に

キッチンの使い勝手に影響します。

調理中は何回も食材を取り出したり、元に戻したりしますよね。

調理場所から冷蔵庫が遠いと、地味にストレスです(経験談)。

キッチンカウンターのシンクから冷蔵庫まで、2~3歩で移動できると

楽に感じる方が多いようです。

キッチンカウンターのシンクから冷蔵庫までの距離が120㎝~150㎝ぐらいだと、

2~3歩で移動できます。

そして、忘れてはならないことがあります。

それは、冷蔵庫は調理中だけでなく、家族も日常的に利用するということ。

調理時のみのイメージで冷蔵庫の位置を考えてしまうと、調理している後ろを家族が頻繁に

通って危ないし邪魔、、、。なんてことになる場合も。

またキッチンはリビングと繋ぎになっているので、リビングからの見た目も気になります。

冷蔵庫を置く位置は、作業のしやすさや家族の使いやすさ、そして、

リビングから見えてもいいかどうかなど、ポイントがあります。

キッチンのレイアウトを慎重に考えて、冷蔵庫の位置を決めていきましょう。

5-1.冷蔵庫の位置の基本

まずは、さきほどご紹介した「ワークトライアングル」をもとにして

作業効率で配置を考えてみましょう。

そして、冷蔵庫はキッチンの入り口に設置するのが基本となります。

冷蔵庫をキッチンの奥に設置すると、料理中の人と冷蔵庫にものを取りに来た人が

すれ違うことになり、作業がしづらくなったりします。

そのため、冷蔵庫は入口に配置するのが基本になります。

ただし、何事も、好みや優先順位は違います。

キッチンの入り口に置く配置は、リビングなどから家族が物を取りに行きやすい、

冷蔵庫に取りに来る人が調理の邪魔にならないなどを優先にして決めています。

例えばですが、冷蔵庫は食器棚やカウンターなどよりも奥行きが大きいので

それらと並べたときに、出っ張りますよね?

それが邪魔なので、キッチンの奥には位置してスッキリさせたい。

という場合もありますよね。

ですから、「ワークトライアングル」と「配置はキッチンの入り口」という

この2つの「基本」でまずはレイアウトを考えた後に、

家族の好みや考え方、暮らし方などを反映させていくと良いでしょう。

5-2.冷蔵庫のドアの向きを注意する

冷蔵庫はドアの向きに注意しましょう。

ドアが開く方向に壁や棚がある場合、そこに近づけすぎて冷蔵庫を配置してしまうと

へたをすると、冷蔵庫のドアが全開しない!なんてことにも。

そうなってしまうと、中のものが取り出しにくくなります。

もし、お手持ちの冷蔵庫を、新築の家でも使うのであれば

扉の向きも考慮してレイアウトを決めていきましょう。

新しく購入するのであれば、冷蔵庫の左に壁があるのなら右開き、

右に壁があるなら左開きの冷蔵庫が便利です。

ただし、冷蔵庫は右開きの商品が多いことも頭に入れておきましょう。

また、両開きの冷蔵庫を配置する場合は、両サイドにスペースが必要です。

冷蔵庫の正面に立って、どちらか片方を開くこともできるので

例えば、小さい方の左扉は壁にぶつかって全開しなくても多少は我慢できる、

という風に考えてもいいかもしれません。

大半の両開きの冷蔵庫は、右扉が大きいということにも注意しましょう。

冷蔵庫の配置に関しては他にも考えた方が良いポイントがいくつかありますので、

改めて別の記事でご紹介しますね。

まとめ

使いやすいキッチンレイアウトにするためには、まずはワークトライアングルを

意識しましょう。作業効率が良いキッチンが使いやすさのポイントです。

また、シンク・コンロ・冷蔵庫の距離だけでなく

その設置位置や冷蔵庫などの家電の配置もよく考えることが大切です。

考え方の順番は、まずは「基本」でレイアウトを配置してみて、

ベーシックプランを作りましょう。

次に、ご家族みんなの暮らし方や好み、優先順位を取り入れて、

配置をかえてみましょう。

ご家族のみんなが快適に使えるキッチンを目指して、

コミュニケーションを楽しみながら、ご家族みんなで話し合ってみてくださいね。



広島県で高品質なデザイン住宅を無理のない価格にてご提案

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■とことんこだわる家づくり「Kanau-Style」
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2024/10/03

毎日使うものだから!こだわりたい設備【キッチンを選ぶコツ】

住まいには、たくさんの住宅設備が使われています。

その中でも、キッチンはこだわりたいポイントがたくさんある設備のうちの一つではないでしょうか。

忙しい毎日で、健康やおいしさに気を配った食事を、使い勝手の良いキッチンでぱぱっと作りたい。

週末には趣味のお菓子作りを楽しみたい。

毎日の生活に欠かせないキッチン。各メーカーから様々な性能やデザインのキッチンが提案されています。

新築、リフォームで
*キッチンをどのメーカーにしたらいいか迷う
*種類が多すぎて何を基準にしたらいいのかわからない

お悩みの方へ向けて、自分たちにあったキッチンを選ぶコツをご紹介します。

何十年、毎日使うキッチンだから。使っていてウキウキするような素敵なキッチンを選びましょう。

ぜひ、参考になさってくださいね。

1.キッチンに求めることの優先順位を決める

キッチンメーカーのカタログを眺めていると

「わあ、こんな雰囲気のキッチンが素敵」

「お掃除がいらない換気扇がラクそうで、いいな!」

わくわくしますよね。

でも、何社かのカタログをただ漠然と見てしまうと、いろんな商品がありすぎて

「結局、どれがいい?」となったりしませんか?

キッチンは、シンクやキッチン水栓、換気扇、収納などそれぞれのパーツの性能や大きさ、色、デザインなど選ぶことがたくさんあります。

カタログをざっと眺めて、キッチンを選ぶために決めなければならないことがわかったら、ノートを持って家族会議!

「キッチンに求めること」をどんどん書き出していきましょう。

・熱いお鍋やフライパンを気にせずに置きたい
・換気扇の掃除が苦手だから、掃除しないでもいいレンジフードにしたい
・お手入れが簡単で、きれいを保てて長く使えるキッチンがいい
・ナチュラルな雰囲気のキッチンにしたい
・シンクは大きく、でも掃除のしやすさを考えたキッチン水栓にしたい

ご家族の希望が出そろったら、それに優先順位をつけていきます。

その希望を最大限叶えられるキッチンを探しましょう。

2.キッチンメーカーを知る

複数あるキッチンメーカーの中から、お客様がよく選ばれるメーカー5社の特徴をご紹介します。

各社から様々な性能やデザインのキッチンが提案されていますが、各社で強みや特徴があります。

新築やリフォームの際のキッチン選びに参考になれば幸いです。

総合住宅設備メーカーでは最大手。内装建材が豊富で、キッチン空間全体をデザインしやすい

LIXIL

ラインナップ(グレード)は4種類
・リシェル
・ノクト
・シエラS
・ウエルライフ
傷や熱に強く高級感のあるセラミックトップ天板や、大容量で使い勝手の良い収納、手の汚れを気にせず水を出せるタッチレス水栓など、高機能ながらスタイリッシュなデザインも兼ね備えています。
機能性とデザイン性、価格のバランスが良いと定評のあるメーカーです。

日本で初めて「多目的システムキッチン」を開発した、システムキッチンのパイオニア

クリナップ株式会社

ラインナップは4種類
・セントロ
・ステディア
・ラクエラ
・ヒロマ
水や熱に強く、優れた強度を持つステンレス。
シンクやワークトップだけでなく、キッチンの骨組み(キャビネット)にもステンレスが使われています(ただし、グレードによる)。
収納は「量」ではなく、「取り出しやすさ」に重点を置いています。
オプションの選択肢が多いのも特徴で、グレードの異なるラインナップからもパーツが選べます。予算に応じて、「ここだけはちょっと良い物」といったこだわりも叶えやすいキッチンです。

簡単なお手入れで、キレイな状態が長く続く「ホーロー」に根強いファンが多い

タカラスタンダード株式会社

ラインナップは4種類
・レミュー
・トレーシア
・エーデル
・リフィット
ホーローは、水や熱、汚れ、ニオイに強く、さらには衝撃にも強い素材です。キャビネットなどにも「まるごとホーロー」を採用しており、湿気などによる腐食や扉の剥がれもなく、長く使えるキッチンです。隠れた魅力としては、磁石がくっつくこと!
暮らし始めてから、どんどん使い勝手の良い収納にできる、などのカスタマイズ性が魅力的なキッチンです。

ピアノ製造で培った鏡面技術を活かした美しい扉や、厚い上質な人造大理石のキッチン

トクラス株式会社

ラインナップは2種類
・コラージア
・ビービー
もともとが楽器メーカーYAMAHAの住宅設備部門であり、塗装の技術を活かした人造大理石の深みのある濃色やグラデーション、キッチン扉の美しさに定評があります。
他社よりおよそ倍ほどの厚みのある人造大理石は、衝撃に強く割れにくくなっています。また、密度も高いため、熱に強く汚れにくいキッチンカウンターとシンクを実現しています。

「衛生陶器」に強みのあるメーカーで、水まわりの設備の強さで独自の機能を持つキッチンを開発

TOTO株式会社

ラインナップは2種類
・ザ・クラッソ
・ミッテ
「美しく、使いやすく、きれい」なキッチンを実現。「クリスタルカウンター」の透明感が作り出す明るい空間や、極力、継ぎ目をなくしたカウンターやシンクはお手入れがしやすく、「きれい除菌水」で清潔を保ちやすい、などTOTO独自の機能性があります。

まとめ

複数あるキッチンメーカーの中から、お客様がよく選ばれるメーカー5社の特徴をご紹介しました。

各社がそれぞれの強さを活かした性能やデザインのキッチンが提案されています。

使い勝手が良いばかりでなく、お料理が楽しくなるようなキッチン空間になりますように。

新築やリフォームの際のキッチン選びに参考になれば幸いです。


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2024/10/03

快適な暮らしを実現する住宅設備の選び方 3つのポイント

株式会社LIXIL

「家を建てよう」と考え始めたとき、まず思い浮かべるのは家の外観や内装の感じ、カンタンに言うと「どんな感じの家にしようかな~」ということではないでしょうか。

シンプルモダン、北欧風、木をふんだんに使った和モダンな感じなど、好みのテイストがありますよね。

みなさんの理想とするお住まいのイメージを再現できるような外壁や壁紙、床、天井などを選んでいくわけですが、その中でも特に暮らしの快適性に直結するものがあります。

それは、キッチンや洗面所、お風呂などの「住宅設備」です。
 

『家族との会話を楽しみながらお料理がしたい』
『一日の疲れを癒すお風呂にはこだわりたい』

 
理想の暮らし方を叶えるためには、住宅設備選びは大切です。

新築、リフォームともに家づくりにはたくさん決めることがありますが、その中でも一番時間がかかることの一つだと思います。

例えば、キッチン一つとってみても、たくさんのメーカーさんから性能やコンセプト、価格などが異なるたくさんの商品が存在するからです。

選択肢が多いということは、それだけ検討すべき項目が増えるということでもあるんですよね。

このブログでは、新築やリノベーション、リフォームを考えるうえで、少しでもヒントになる「住宅設備のいろいろ」を綴っていきたいと思います。

日々、いろんなお客様と一緒に住宅設備の選定をしていて気が付いたことなんかも少しづつご紹介していけたらな、と思っております。

住宅設備選びで重要な3つのこと
1.ライフスタイルに合った「希望」を書き出す

住宅設備は各メーカーさんから、たくさんの商品が出ていています。機能やデザイン、価格もさまざま。


漠然と商品を眺めていても、時間ばかりかかってしまいます。まずは、何でもいいのでノートを用意します。

そこに、自分たちの「希望」を書き出しましょう。家族構成やライフスタイル、好みを考慮しましょう。

例えば

株式会社LIXIL

・リビングで遊ぶ子供たちを見守りながらお料理したいから「対面型キッチン」

・トイレは掃除がラクな「自動おそうじ機能つき」

・大家族だから、朝は洗面所争奪戦になっちゃう。洗面ボウルは二つ必要!

といったように考えてみましょう。

最初から絞りすぎずに、どんどん希望を書き出していくのがポイントですよ。

2.「優先順位」をつける

キッチンやお風呂、トイレなどの住宅設備それぞれの「希望」が出そろったら、その希望に「優先順位」をつけましょう。

快適性を追求した機能を備えた商品がたくさんありますが、機能が増えれば増えるほど高額になるもの。

絶対に譲れない「希望」を1位として、希望を第3位ぐらいに絞り込みましょう。

予算との兼ね合いがありますので、優先順位が低い希望も候補として記録には残しておきましょう。

優先順位がつけられず迷うときには、本当にその機能が必要かを考えることがとても大切です。

また、「今」だけでなく、「将来」のことも考えに入れておきましょう。

3.「人気の設備」が自分たちにとっても「良い設備」かどうかはわからない

たくさんの商品があって、選択肢が多いことはよいことでもありますが、半面、迷いにもつながりますよね。

ネットにはたくさんの情報があり、何を信頼したらいいのかわからなくなったりもしますよね。

あるサイトでは「つけてよかったランキング」で第一位の設備が、違うサイトでは「つけて後悔した設備」だったりします。

例えば、室内で洗濯物を干すことができる浴室乾燥機は、魅力的に感じる設備の1つではないでしょうか。

急な雨の心配もなく、花粉や防犯対策で室内に洗濯物を干すご家庭が多くなっています。

いろんなサイトでも「新築住宅で取り入れたい設備」として上位にランキングしているのを見かけます。

入浴前に浴室を温められるので、お風呂に入ってヒヤッとすることがなくて快適。

入浴後の湿気を砂役除去できるのでカビが生えにくくなり、掃除の手間が減ったというお声もききます。

その反面、いざ使い始めると電気代が気になる。

お風呂に入る時間帯には干すことができないので、家族が多かったり、入る時間がバラバラだと使えない。

なんてこともあるようです。

同じ設備でも、ご家族によって使い方や目的も違ったりするものです。

「何が自分たちにとって必要なのか」ということをしっかりと家族で話し合って、ご家族のライフスタイルに合った設備選びをしましょう。


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