
梅雨時期などで雨が続いてお部屋がジメジメしていると思ったら、部屋の壁や床に黒いモノが!!
「え?これはカビ!?」
「お風呂じゃなくても、部屋にもカビが生えるの??」
そうなんです!
お風呂や脱衣所などの水回りだけではなく、油断していると部屋にもカビは生えるのです!
高温多湿の気候である日本では、部屋の中にカビが発生してしまうことは実は珍しいことではないのです。
このブログでは、
1.そもそもカビって何者
2.発生しやすい条件とは
3.家の中でカビが発生しやすい場所は?
4.カビの発生を防止する対策
をお伝えします。
これから家づくりを検討している方はもちろん、今のお住まいに対しても
「部屋のカビ対策は何をすれば良いのか?」
「カビが発生しにくい家を建てることはできるの?」
などのように、部屋のカビ対策を考えておられる方は必見です!
1.そもそもカビって何者?!

室内に生えるカビの予防と対策を考えるなら、まずはカビの正体を知っておきましょう。
カビは、微生物の一種です。
一般的に湿度の高い場所や有機物質(木材、食品、紙など)がある場所で発生、増殖すると言われています。
部屋の中にカビが発生してしまうと、見た目の不快さや悪臭だけではなく、
私たちの健康にも悪影響を及ぼす可能性があると言われています。
●室内で増えるカビにはどのようなものがあるのでしょうか。
水周りに発生しがちなのが黒カビです。
また、白くてフワフワしたコウジカビや緑色の青カビがよくみられます。
黒カビは窓枠やカーテン、エアコンの内部などのように水分の多いところに発生しがち。
青カビは壁や押し入れのほか、タンスの底や本棚の奥などの家具に発生しやすいです。
2.発生しやすい条件とは
それでは、カビはどのような条件で発生、繁殖するものなのでしょうか?
カビはどんな季節でも空気中に浮遊しています。
肉眼では見えないほど小さいので気がついていませんが、常に身近にいるのです。
繁殖する条件が整った時、一気に繁殖を始め、人間の目に見える程度にまで増殖するのです。
それでは、カビが繁殖しやすい条件とはどのような条件なのでしょうか?
一般的には以下のような条件とされています。

カビの種類によって微妙に変わりますが、
基本的には上記の条件が揃うと爆発的にカビが増殖する恐れがあり、注意が必要です。
●カビ対策は梅雨から夏だけでいいの?
皆さんがイメージする「カビの生えやすい季節」は、梅雨の時期ではないでしょうか。
梅雨から夏にかけては、高温多湿になることから、カビの繁殖に非常に適した条件が整いやすい季節です。
実際に、テレビでも梅雨時期になると
「カビ対策をしっかりしましょう!」
などと特集されるのを見かけますよね。
しかし、カビ対策が必要なのは梅雨時期だけではないのです。
なぜでしょうか。
●家の中が快適な温度で保たれるということは

昔ながらの家は隙間がたくさんありました。
そのため、空調が整いにくく、夏は暑くて冬は寒いおうちが当たり前でした。
一方、昨今の住宅建築の傾向として、高気密・高断熱の住宅が非常に多くなりました。
高気密・高断熱の住まいは外気の影響を受けにくくなっているため、
1年を通して快適に生活できるようになりました。
ということは、つまり、「カビにも快適な温度」である、ということなんです。
また、高気密・高断熱の住宅は空気の入れ替えが行われにくく、湿度が高くなりやすい傾向にあります。
近年建てられた建物は24時間換気システムが義務化されているので、これをしっかり活用していれば問題はありません。
ただ、「電気代がもったいない」「寒い」などの理由で換気を止めてしまう方がいます。
そうなると室内の湿度が上がり、常に高湿度の状態になってしまいます。
本来は湿度が低くなりカビの心配が少なくなるはずの冬場でも、家の中に関しては、暖かくて高湿状態が保たれている住宅が増えているのです。
つまり、現在の住宅に関しては、カビ対策が必要になるのは梅雨時期だけでなく、ほぼ一年中カビが生えやすい条件が保たれるようになっていると考えましょう。
3.家の中でカビが発生しやすい場所は?
カビが増えやすい条件が揃ってしまう場所を重点的に対策しましょう。

*日当たりが悪い部屋
日当たりが悪い部屋は、湿気が蒸発しにくいので、高湿度の状態が保たれやすくなります。
北側に面する部屋や外壁はカビが発生しやすいです。
*通気性が悪い場所
押し入れやクローゼットなどのように、狭くて密閉されがちな場所はどうしても空気の流れが悪くなります。
また、通気性が悪く、ほこりがたまりやすい家具の裏などもカビが生えやすいです。
*水回りに近い部屋
高湿度の場所はカビが好むところです。
浴室やキッチンなど、水を使う場所はカビの発生リスクが体格なります。
*換気がしにくい部屋
窓がない、または少ないなどの理由で換気がじゅうぶんにできないと、湿気がこもりやすくなってしまいます。
*結露が発生しやすい部屋
結露によって生じる水分は、カビの発生を促進します。
さらには、木材を腐食させてシロアリの繁殖を招いてしまう恐れがあります。
家の中で、冷暖房使用時に結露しやすい部屋があれば、何らかの対策が必要と考えましょう。
4. カビの発生を防止するための対策
大切なお住まいをカビから守るための対策をお伝えします。
これから家づくりを考えておられる方はもちろん、今のおすまいでもできる対策です。
ぜひ、参考になさってくださいね。
- とにかく換気
- 結露防止
- 除湿設備
- 間取り
- こまめな掃除
●とにかく換気・24時間換気システムはとめない!

家のカビを予防するには「換気」が重要です。
閉め切っている部屋は湿気がこもりやすくなります。
晴れた日には、ぜひ、窓を開けてこまめに換気して、空気を循環させましょう。
24時間換気システムを
「寒いから」「音が気になる」
などといった理由で止めてしまっては、空気が室内にこもったままになってしまいます。
24時間換気システムは常に稼働させておきましょう。
●結露防止
住宅のカビ対策では、まずは結露が発生しにくい家にすることが重要です。
結露とは、窓や壁に水滴が付着する現象のことです。
結露を発生しないようにするには、窓や壁の断熱が大切になります。
例えば、窓ガラスは断熱性の高い複層ガラスを採用する、今ある窓に内窓を設置する、といった対策になります。
●除湿設備の導入と湿度コントロール
天気が悪い日だけではなく、花粉や黄砂対策で室内に洗濯を干したいといったご要望が増えています。
ただ、洗濯物の室内干しは、部屋の湿度を高めてしまうことになります。
浴室乾燥やランドリールームの設置、またはエアコンの除湿機能や除湿機をうまく使いましょう。
100円ショップなどで取り扱っているものでも目安としては十分ですので、湿度計を置くと管理しやすいですね。
湿度は60%以下が目安です。
●間取り

湿気がこもらないように、家の中の空気がスムーズに流れるようにしましょう。
■窓を2面以上設置する■
1ヶ所しか窓がないと、窓の近くは吹き込みによる気流で換気されますが、奥の方まではなかなか難しくなります。
2ヶ所の窓を設けることで、風の「入り口」と「出口」ができて、空気が循環して効率的に換気できます。
室内に空気がこもらないようにするために、2ヶ所以上の窓を設けましょう。
■窓の高さに高低差をつける■
低い位置と高い位置に窓を設置します。
暖かい空気は上へ、冷たい空気は下に滞留する性質を活用することで、自然に空気が循環します。
上側にある窓から部屋の温かい空気を逃がし、下側にある窓から外の冷たい空気が入るようにすることで、部屋にこもった空気を逃がして新鮮な外気を取り入れることができます。
■湿気の多い場所には小窓や換気扇を設ける■
トイレ・浴室・洗面室・キッチンなどの水回りは湿気がこもりやすいので、小窓を一つ設置し、湿気を外へと逃しましょう。
住宅密集地などで、隣家との距離が近く、窓を多く配置するのが難しいケースがあります。
また、防犯やプライバシーの観点から、窓を付けたくない場合もあるでしょう。
そんなときは、換気扇をつけることを考えましょう。
換気扇を設置することで空気が循環しやすくなります。
また、室内窓を設置するのもおすすめです。
部屋の壁部分に室内窓を作ることで、空気の通り道が確保されま例えば、例えば、廊下に面した壁に窓を付けて、空気を廊下へ逃します。
●こまめな掃除

空気中のカビも、いずれは床に落ちてきます。
たまったままの状態は良くありません。
そして、ホコリや汚れはカビの栄養となってしまいます。
こまめに掃除機や拭き掃除で取り除きましょう。
カーテンなど布製品の洗濯、布団干しといったことも、まめに行いたいところです。
忘れがちなのが、エアコンや空気清浄機といった家電類のフィルター!
ホコリがたまりやすいので、頑張って定期的にお手入れしましょう。
まとめ
カビの胞子はアレルギーや喘息など健康被害の原因にも。
また、柱や断熱材にカビが生えると、
住宅そのものの寿命も縮めてしまいます。
だからこそ、「湿気を感じない家」は、快適性だけでなく、“健康と資産”を守る家でもあるのです。
今後は、性能・素材・空気の流れを意識した
「湿気に負けない家づくり」がますます重要になります!
今のお住まいで気になる場所がある方も、
これから家づくりを考える方も、ぜひご相談ください。
仮野工務店では、ご家族の暮らし方に合わせた「湿気に強い家づくり」をご提案しています!
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